平成24年度 広島東部地区支部合同技術研修会
EV<アイ・ミーブ&リーフ>構造/機能/点検/整備
担当の岸谷です!
去る、9月29日、自動車整備振興会主催「平成24年度広島東部地区支部合同技術研修」として、東部地区では最終回となったEV(電気自動車)研修会のご様子を紹介したいと思います。
弊社は、「ひろしまEVタウン推進事業」、「EVとカーシェアリング」について、そして、これからの動向について、ご説明させていただき、同時に、EV試乗を、月一回、三ヶ月連続で講習参加をさせて頂きました。
前回同様、現場の最前線に立つ自動車整備士の方々が対象でありました。
カーシェアリング担当の私にとって、同じ「現場」という立場から、参加された方が非常に真剣に研修を受けておられた事に、感動と共感するものがありました。
EVに関する情報は日々、新しい事が更新されており、最近の傾向は、HEMSやV2G、V2H、スマートコミュニティ、スマートグリッド、マイクログリッド等、専門用語が多く、困惑してしまいます。
正しく解り易い日本語で表現できるようになれば、EVをとりまく環境は浸透していくと考えます。
私も、わかりやすく伝えあえることを第一に、と思い、至らぬ点も多々ありますが、日夜奮闘しております。
この研修会では自動車整備振興会がEVの最新の情報を受講者に提供し、実車(EV)でも解説をするという画期的な研修内容です。
自動車整備振興会のご担当者、八木様が広島県全体の整備業のレベルアップを切に願っていらっしゃるのが良く解り、その思いに皆様から、様々な質問が積極的に飛び出しておりました。
整備士の皆様が一番真剣に取り組んでいらっしゃったと感じたのは、電気自動車のサービスプラグを抜く作業です。
電気自動車は字のごとく、ガソリンに依存せず電気で動いている車ですから、事故が発生した場合は感電を防ぐ必要があります。
レスキューで現場に駆けつけるのは、消防署職員の方だけではなく、レッカー作業等では整備士の皆様です。
EV車で事故が起きた場合、電気自動車の車内に設置してあるサービスプラグという部品(サービスプラグを取り外すことで、高電圧回路を遮断することができます。)を抜くことは、万が一の為の、命に関わる重要な任務なのです。
これを知っているか知っていないかでは、人命に関わる事であるが故に、真剣に確認、作業にあたられておりました。
(とは言え、日本製の電気自動車は、水没も含め、万が一の事故においても、安全面に配慮された設計になっております。)
またEVに関する情報やカーシェアリングのネットワーク化構想等、様々な分野の座学があり、参加されていた方から多くの質問や意見が多く飛び出ていたので、とても有意義な研修会でした。
電気自動車を試乗して頂き、加速性能と静音性、エコモードとドライブモードの違い等を感じて頂き、その機能の違い、性能の高さに、殆どの方が驚かれているようでした。
プロの整備士も認めるEVの性能!
ということで、現場の最前線に立つ整備士の皆様、お疲れ様でございました!
弊社としても、「ひろしまEVタウン推進事業」と共に、EVカーシェアリングに関して、座学を含め、講習会等を積極的行っていきたいと思っております。
各地域での研修、企業研修やEV関連の最新情報を含めたエコ事業等がありましたら是非お声がけください!
追伸:広島市西区楠木ステーションに配備されている日産リーフの車両のステッカーデザインが新しくなりました!
やっと、会員の要望が実現しました!
是非、NEWデザインのリーフにお乗りください。
それではまた!